さかあがりハリケーン
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ストーリー
6点 |  |
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システム
10点 | |
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演出
4点 | |
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音楽
5点 | |
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萌え
6点 | |
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総合点
7点 | |
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ストーリー
･･･だったら、楽しくするしかないでしょっ
その行動力で、周囲を巻き込んで状況を一変させる事から、
『台風』と呼ばれる問題児、主人公・皆川巧。
彼は数々の問題行動から、山奥にある神道学科の学校を追放され、
地元の武月学園に、幼なじみのゆかりの監視付きで編入することになった。
そして彼は、下見に行った放課後の教室で、ひとりの女生徒と出会う。
後日、正式に学園へと編入した巧。
そこで待っていたのは、ありがちな例の彼女との再会と、
『クラス委員長』というおおよそ巧には相応しくない役職、
そして生徒の意見や要望を聞き入れる、クラスの目安箱の管理だった。
誰も手を付けなかったその目安箱を、持ち前の行動力と面白がりの性格で
次々とこなし、徐々に周囲に変化を与えていく巧。
そんな彼を待っていたのは、漠然とした、でも彼の好奇心をくすぐる、
目安箱に新たに入れられた、ある一つの『お願い』だった。
それを機に、退屈だった学園生活は、
少しずつ変化へ向けて動き出していく――。
プロローグ 季節外れの台風襲来
季節は冬、しかし、ゲームにはそんなの関係ない！
いつの時期でも台風はやってくる。
と、いうことでさかハリです！
巷ではそれほど悪い噂を聞かないので（というか噂を聞かない）
これはポジティブに捉えれば懐かしの戯画マインではないとゆーわけで。
批評はゲームになぞって話数形式でお送りしたいと思います。
ぶっちゃけこの形式のほうが普段より全然書きやすいのです（ぉ
ま、このゲームの売りといったらシナリオの木緒なち氏で間違いないでしょう。
安定していい話を書くこの方であれば、楽しめることは間違いなし。
いざ、大旋風の中へ巻き込まれていきたいと思いますっ！
第1話 マイナス面がちらほら
そこそこゲームを進めて思ったことから。
まず主人公。
お前のどこが台風なんじゃい！
なんか主人公がそれほど破天荒さを見せないというか、いっちゃえば普通の人です。
さらに、彼が持つ楽しけりゃいいじゃん思考が幼稚というか、はっきりいって共感できません。
ゆかりに対して、支離滅裂だと言っているシーンもありますが、正直言って主人公の思考のほうが理解できません。
このゲームは紹介を見る限り、主人公中心にヒロインが巻き込まれるという、いわば主人公ありきのゲームだと思うんですが、
その主人公が幼稚＋大して台風じゃないとなると、プレイしていて違和感を覚えざるを得ない。
次に声優さん。
まだプレイし始めで言うのもあれなんだけど、
奈都希の声優、おかしくね？
これは聞いてもらわんことには話は始まらないんですが、これもどうも違和感。
見た目と合ってないとか、そーゆー違和感じゃないんとす。もっとこう
ぶっちゃけ演技下手ってことです。素人が声当てたみたいな。
まったくその業界のことを知らない人が言うのも失礼かもしれませんが、それでも違和感を感じたものは仕方ないわけです。
マイナス面をいきなりだらだら書いてしまったわけだが、
このゲーム、ほんとに大丈夫なんだろうか･･････。
第2話 涼の性格は結局よくわからないが面白ければ良
てなわけで涼ルートクリア。
プレイ中に全然涼のとこへ行く選択肢が出ないし、話も進まなかったから攻略をミスったかと思っちゃいましたよ。
なんかこう、言葉が見つからなくって困ってるんだが、
いい話だけどモヤモヤする。
ストーリー的な部分（ゆかりとのいざこざ）は大体は良かったです。
あんまり細かいところを突っ込むのもいけ好かないので、純粋に見れば、楽しめました。
涼とゆかりと歩の過去、それを知った主人公の想い、涼とゆかりの和解といい、
振り返って心温まる感じが、たまらなく好きです。
ただ、モヤモヤを感じたところが、
涼の性格の変化はいくらなんでも説明キツくね？
ってとこです。主人公に初めて会ったときの性格と、ペットボトルで誘惑するシーンは
いくら過去の云々があったとしても、おかしいですよね。
多重人格とまでは言わないが、躁と鬱の差が激しい人にしか見えないですよ。。。
さらに主人公に惚れた理由が不明確。
幼い頃の想い出だけでここまでやっちゃう涼さんは理解しがたいです。
言っちゃえば、恋愛萌え関連が雑に作られてましたね。
ま、でもゆかりとの仲も元通りで、ストーリーは上々でしたね。この調子で次へ行きましょう。
第3話 長い長い共通部分
二人目を攻略しようとしたところで待ったがかかった。
共通ルートって学園祭決定までかい！！！！！！
涼のシナリオを見るに、つまり共通部分の長さの半分も満たない個別ルートみたいです。
これじゃいかんですよ。現に2回目のプレイではすごい勢いでスキップかましてるんだから。
共通部分の途中に高感度を上げてれば出るイベントといったものも無いようで、
初回プレイ後は良く言えばサクサク、悪く言えば心無くプレイできてしまいそうです。（個人的には悪く言いたい）
そう考えると、思ったよりボリュームも無い作品になりそうな予感がしますね。
次は全然萌えないし思い入れもない上、時々うざさすら感じるハルを攻略しようと思ってます。キャラは悪くないんだけどねー。
第4話 ハルちゃんの魅力
ハルのキャラの良さにガツンとされた（涙
ハルシナリオクリアしました。
二次元って妊娠しないものだと思ってました･･･。
まさかの一発当確からハルの魅力に気づくシナリオでした。
ハルの強さは今更気づいたって感じでもあるんですが、
シナリオがだらだらしてたなぁ
という印象が強。
周囲、そしてハルの温かさに改めて気づいて、ダメダメ主人公が再び奮起するというポイントは良かったのですが
結局ハル好きでもないから普通だったのよね。
ハルが心に暗い影を持っていても前向きに生きてる魅力的な人ってのはよくわかったし
それを支える周囲の気持ちも、いい形で出ていたと思います。ただ、
シナリオにパンチが無いからどうも退屈に感じちゃう。
さらに個別ルートに入ってからはハルのキャラも変わってくるので、
純粋にハル好きな人でもこのルートを特別楽しめるのかどうか･･･ッ。
次回はゆじゅでじゅを攻略しゅるでしゅ。
第5話 さかハリクライシス
柚クリア。
･･･あくびが出た。
萌えとしてはかなり期待株のつもりでプレイしたんだが･･･。
シナリオがなんと言っても退屈。
学園祭で障害を乗り越えて盛り上がった後に、この、シンプルすぎる普通の日常を書かれるとしんどいですよ。
柚に萌えようとしても、シナリオのコンセプトが柚が意を決して想いを伝えるかどうかを延々と書いているので
イチャイチャイベントが盛りだくさんなわけではないです。
さらにこのゲームの特徴である、個別ルートの短さがあるので
萌えイベントがかなり少ないわけです。
柚のキャラが思ったより伸びなかったのも退屈だった原因の一つかもしれないのですが
起伏の無いシナリオが駄目駄目だったってのは大きいです。
作品とのコンセプトともあまりマッチしておらず、かといって萌えイベントも多くないという苦しい展開。
いや、柚が可愛くなかったと言ったら嘘なんですけどね（ぉ
とにかく、3人攻略してだんだん評価が落ちてます。
涼も大ヒットしたわけではないし･･･。
さかハリこのままだとピンチなんじゃないか？
次回はゆかり攻略しますね。流石に残り2人は良く書いてないと戯画マイン確定してしまうので･･･。
第6話 くすぶり続ける地雷臭
ゆかりクリア。
嗚呼、素晴らしき幼なじみ･･･
って俺が騙されると思ったかァ！？
このシナリオでOKを出した奴今すぐ出て来い。
俺が怒っているのは決してシナリオが酷かったからではない。
涼ルートクリア前提のシナリオじゃねぇか！！！
詳しく説明しておくと、
ゆかりシナリオにおけるいわゆる「オチ」の部分である涼との和解なのだが
説明一切ナシでエンディングに突入してしまうわけです。
過去に何が起こったかどうかはこのルートだけでは推測不可能。
製作者側がその部分をミスって抜かしてしまったとしか思えないです。
あらかじめプレイヤーは涼ルートを攻略し、過去にあった云々を補完してからこのルートをプレイせねばなりません。
何も知らずにクリアすると、ゆかりがただのキチガイにしか見えなくなる可能性もあります。
これはかなりマイナス点になっちゃうでしょうなぁ。
補完した上での話は、まあごく普通と言ったところでしょうかね。
涼シナリオで結末が二人の和解という同じネタを使ってる上に、涼のほうが良く書かれているので
相対評価の面では若干劣るかもしれませんが、まぁ及第点といったところでしょう。
一方で萌えの話。
可愛いです。
黒髪長髪で、なんだかんだでヤキモチを焼いたり、女の子らしい一面を見せたりしてやられてしまいました。
巫女さん姿も可愛いし、こんな娘に毎日世話をしてもらってる巧は本当に果報者だな。
ゆかり結婚してくれ！！
第7話 俺の心にようやく台風が来てくれた
ラストは奈都希。
なんと言ってもメインヒロイン。
もしここで外してしまったら地雷爆発です。
・
・・
・・・
これは確実に今までと違うぞ！！
奈都希ルートに突入してから1時間弱。
今まで他のルートには無かったモノを感じます。
言葉では形容しがたいけど、とにかく今までとは違う。何かがアリマス。
これは期待できるかもしれない。
・
・・
・・・
奈都希クリアー。
台風襲来！！！
よーやく来た。長かったー。
流石メインヒロイン。
他のルートとは格が違います。
話はしっかりまとまってるし、個別ルート入ってからのしっかりとした山場作りなど
ダントツで気合が入ってます。
ていうか奈都希がめっさかわいいんじゃい！！
萌え部分も一番気合入ってます。
まさにテンプレ的なツンデレ。大好きです。
濡れ場も、あんな奈都希が一生懸命口でしてくれたらそりゃ
惚れてまうやろー！！
今すぐ奈都希とレベル10したい。
3とか5とかまどろっこしいのは無しにして、その柔らかい唇が欲しい！
ヤベェ！俺今超絶にキモイ！！でも奈都希が可愛いからいいよね！
ツンデレ最高！チビッコ最高！
総評。
シナリオは微妙。
良かったと思える出来のシナリオが二つしかないのは残念。
共通部分も長く、二週目以降は非常に飽きる上
個別部分がその分短いのですぐに終わってしまいます。
さらにシナリオの山場が中盤にあるので、
Act2以降が尻すぼみします。
また、Act2での問題解決がAct1に比べ、簡単で早く解決しすぎなのも目に付くところ。
後半のイマイチさが、後味を悪くしているのは大きいです。
フラグの立て方も残念なパターンが多々あり。
立てるところまでは良いのですが、その回収がかなり適当に感じました。
ハルのダーリンの由来、ゆかりのプラバットなど、思わせぶりをしといて、ラストのほうにちょこっと出るだけなのはマイナス。
特にプラバットなんて曲名にすらなってるのに、ストーリーには全然関わらず･･･。
もっとそれを生かしたストーリー展開にすれば、後半も盛り上がりを見せたはずなんですけどねぇ。
もっと悪いところを言っちゃうと、あるルートで大きく問題になっていたことが
他ルートになっちゃうといとも簡単に解決してしまうのは、プレイヤーとして残念に感じます。
このルートで永遠ともめていたのは何だったんだよとか思っちゃいますね。
悪いところばかり言ってるので、良い所をいいますと
まず作品全体の雰囲気はグッド。
みんな楽しくってのがよく出てると思います。
ストーリーを見るより、感じるタイプの作品、つまり雰囲気ゲーですね。
それからギャグも結構冴えてます。
普通の会話のギャグから、天使たちの午後とかコアなネタもちらほら。
笑える人は笑えるんじゃないでしょうか。
キャラ。
基本的にキャラはいい感じではありますが、
ヤスは流石にどうかと･･･。
人間的な薄さがここまできちゃうと、擁護しきれない面もあります。
ただ、ギャグは面白いのですが。
あと、歩先輩が面白すぎます。
絵やＣＧ。
ねこにゃんの絵はやっぱり可愛いです。
立ち絵もなかなかに豊富で、台詞欄に表示されるキャラの顔もキュート。
いかにこの作品が絵を売りの一つにしてるかが分かります。
ただ、売りにしてる割にはＣＧがあと一歩ほしいところ。
欲を言ってるのかもしれませんが、
エロシーンも各2回程度しかないので、その分日常ＣＧを多めに描いてもらいたかったです。
システム。
これが素晴らしいです。
基本的なセーブ等機能は全部揃ってる上、大抵の項目がいじれます。
前の選択肢に戻るだけでなく、次の選択肢にも行けるし、システムボイスもあり、
キー操作にもかなり対応。なんとTabキーまで使えちゃう。
パニックモードも完備。むしろ昨今のエロゲにはあるべき機能ですので、もっと普及して欲しい。
イベントも個別に全てを回想できます。さらに横にフェイズもついてるので誰のイベントかも一目瞭然。
ミュージックモードが若干しょぼいかもしれませんが、目をつぶってもいいレベルでしょう。
システム面が安定してると、プレイしててストレスを感じずに出来るんですよね。
軽視されがちだけど、本当に大事な要素だと思います。
個人的には、次の音声までボイスを停止しない機能が好きだったりします。あなた好みにゲームをカスタマイズ。
音楽。
案外普通。雰囲気は出てるものの、特別頭に残る曲がなかったです。
ただＥＤのテーマはかなり好き。ＯＰより前向きな曲風なのが正解ですね。元気になる。
全体的に決してレベルが低いわけではないのですが、プッシュするほどでもない、といったところでしょうか。
萌え。
なんと言っても萌えイベントが全体的におざなりなこのゲーム。
萌えも必然的に低くなってきてしまいます。
奈都希だけは普通に問題なく萌えたんですがね。
もし私が製作者なら、萌えイベントは2倍くらいに増やしますよ。
え、何故って？それは―――
そのほうが面白いからに決まってるからだろ！（うちにしては珍しくまともに締めた）
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明日へ踏み出す僕らの詩
〜個人的ストーリー順位〜
奈都希＞＞涼＞ゆかり＞ハル＞柚
〜個人的おすすめ攻略順〜
奈都希⇒涼⇒柚⇒ハル⇒ゆかり 涼⇒ゆかりの流れは絶対！！
おすすめキャラ
綾瀬奈都希、菅原歩
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